「黄金のバンタム級」

2月（がつ）24日（にち）祝日（しゅくじつ）の月 曜 日（げつようび）、東京（とうきょう）でボクシングの世界（せかい）タイトルマッチがありました。現在（げんざい）、日 本 人（にほんじん）世界（せかい）王 者（おうじゃ）が複数（ふくすう）いる中（なか）で、バンタム級には4人（にん）の世界（せかい）チャンピオンが日本（にほん）に存在（そんざい）します。私（わたし）たちが現役（げんえき）の頃はWBA、WBCのみの2団体（だんたい）が認定（にんてい）されていましたが、ここ最近（さいきん）ではこの2つの団体（だんたい）に加（くわ）えWBO、IBFと言（い）う団体（だんたい）が加わりました。そのため、世界（せかい）挑戦（ちょうせん）をする機会（きかい）が増（ふ）え、チャンピオンも多（おお）くなりました。先（さき）ほども話（はな）しましたが、現在（げんざい）バンタム級4団体（だんたい）すべてのチャンピオンは日 本 人（にほんじん）です。世界（せかい）的（てき）に有名（ゆうめい）になった井上尚弥選手（せんしゅ）もこのバンタム級を獲 得（かくとく）し、さらには4団体（だんたい）全（すべ）てを統一（とういつ）したという偉業（いぎょう）も達成（たっせい）されています。
井上選手（せんしゅ）に限ってはこの1つ上の階級（かいきゅう）、スーパーバンタム級でも4団体（だんたい）すべて統一（とういつ）しているのが現在（げんざい）の状況（じょうきょう）になっております。
話（はなし）をバンタム級に戻しますと、2月（がつ）24日（にち）はWBA、WBCの各タイトルマッチが行（おこな）われました。WBAのタイトルマッチは激闘（げきとう）に次（つ）ぐ激闘（げきとう）で終 盤（しゅうばん）チャンピオンがダウンを奪われ劣勢（れっせい）になったかと思（おも）いましたが、すぐにダウンを奪い返（かえ）し、残りのラウンドも手数を休めることなく攻めていました。私 自 身（わたしじしん）ボクシングを経験（けいけん）していて、試合（しあい）の終 盤（しゅうばん）になればなるほど手は上がらなくなるくらいきつい時 間 帯（じかんたい）という事をわかっていますが、今回（こんかい）の試合（しあい）は両者とも最後（さいご）の最後（さいご）まで気迫（きはく）と意地（いじ）を感（かん）じる良（よ）い試合（しあい）でした。
結果（けっか）はドローに終（お）わりましたが、チャンピオンはドローでも防衛（ぼうえい）というルールがありますのでチャンピオンの防衛（ぼうえい）成功（せいこう）になりました。
WBCのタイトルマッチではチャンピオン29戦29勝無敗（むはい）の中谷選手（せんしゅ）が挑 戦 者（ちょうせんしゃ）こちらも無敗（むはい）の選手（せんしゅ）相手（あいて）に見事（みごと）3ラウンドで貫禄（かんろく）のKO勝ちを収めました。この試合（しあい）は中谷選手（せんしゅ）がどのような勝ち方をするのか考（かんが）えながら期待（きたい）をして観 戦（かんせん）しておりました。蓋を開けると予想（よそう）を超（こ）える内 容（ないよう）で改（あらた）めて強（つよ）さを示した形となりました。
WBA、WBCともに日 本 人（にほんじん）選手（せんしゅ）が王座（おうざ）を守（まも）り、WBO、IBFの日 本 人（にほんじん）世界（せかい）王 者（おうじゃ）が今後（こんご）どのような関（かか）わりをしてくるのかも見物になっております。私個人（こじん）的な感想（かんそう）では、WBCチャンピオンの中谷選手（せんしゅ）が頭1つ2つ飛び出（で）ているような気（き）がしており、4団体（からだ）を統一（とういつ）するという偉業（いぎょう）もできるのではと思（おも）っております。ですが、1階（かい）級上にいる絶対（ぜったい）チャンピオンの井上尚弥選手（せんしゅ）との日 本 人（にほんじん）対決（たいけつ）が非 常（ひじょう）に気（き）になります。
井上選手（せんしゅ）と中谷選手（せんしゅ）が戦った場 合（ばあい）、大方（かた）の予想（よそう）は井上選手（せんしゅ）の強（つよ）さと、これまで戦（たたか）ってきた相手（あいて）など実績（じっせき）が有利（ゆうり）に動くのではないかと予想（よそう）を立（た）てるのではないでしょうか。

ですが、私（わたし）はひょっとしたらひょっとして中谷選手（せんしゅ）が勝つのではないかとも思（おも）っております。この2人（ひと）の対決（たいけつ）が決定（けってい）したら、日本（にほん）ボクシング史上最 高（さいこう）の試合（しあい）に間違（ちが）いありません。

ボクシングを見（み）ていて、改（あらた）めてその素 晴（すば）らしさに感 動（かんどう）し、本当（ほんとう）にこの競技（きょうぎ）をやってきて良（よ）かったと確信（かくしん）しました。
見（み）ている方（かた）は単純（たんじゅん）に思（おも）えるかもしれませんが、非 常（ひじょう）に奥の深い精密で考（かんが）えながら行わないといけません。どのような競技（きょうぎ）もそうかもしれませんが、私 自 身（わたしじしん）様 々（さまざま）な物事（ものごと）や競技（きょうぎ）を通（とお）して感（かん）じたことは簡単（かんたん）に見（み）えるものほど奥が深（ふか）く難（むずか）しいのではないかと言（い）うことです。その逆（ぎゃく）に非 常（ひじょう）に難（むずか）しそうな事は実 際（じっさい）にやってみると意外とできたりすることも多（おお）いです。
最 終（さいしゅう）的（てき）に言（い）いたい事はやる前から無理（むり）、諦（あきら）めるようなことをするのではなく、まずはやってみて、その結果（けっか）を踏（ふ）まえ、今後（こんご）の行動（こうどう）に生（い）かすのが良（よ）いのではないでしょうか。小（ちい）さな挑戦（ちょうせん）の連続がいずれ大（おお）きな形（かたち）になる。
さぁ、胸を張って失敗（しっぱい）しよう。
最後（さいご）まで諦（あきら）めず継続（けいぞく）することが大切（たいせつ）です。
壁にぶち当たったり困（こま）ったときには、このポータルサイトも手 助（てだす）けの1つになったら幸（さいわ）いです。

やるど!