約6年間の「ひきこもり生活」からの第 一 歩 !!
大 学 生の頃から続いている生活リズムで、基本は自 宅 内、主に自室での生活を送っていた男性。地元の保 健 師や支 援 者が数 年 間訪問していたが、本 人と対 面する事が出来なかった。そんな状況で、昨年の7月から、幸田の自宅訪問を開始。なかば、「今まで通り」との見込みの中、何 故か初 回から直接対 面することに成功。【驚き①】
当 然、それなりの本 人情報を事前に姉から聴き取りをして、『見えない本 人像』をシミュレーションしたり、いくつかのパターンを準備していた事もあり、タイミング良く会う事ができ、毎月の面談を本 人から希望された。【驚き②】
そして、彼への自宅訪問9回 目、事前にスケジュールを本 人と打 合せした上で、前回(先月)は、家族以外の者【幸田】と2 人きりで自宅近所の公園まで散歩して、軽く身 体を動かす事が出来ました。【驚き③】
継続して10回目の今日。それは、本 人の年に一度の記 念 日。前回の成功もあり、今日のタイミングをセッティングしていました。家族と病院など必 要最 低 限の外 出に重ねての買い物しかしていなかった本 人が、今日は「自分の意志」でなおかつ『靴を買いたい』と言う目 的を持って、不安を抱きながらだったが、シッカリと背 中を押して実行に移せました。【驚き④】
買いに行ったのは県内最 大 級のショッピングモール内のスポーツ店。広場恐怖や対人不安を持っていたものの、事前のセッションでイメージをキチンと持たせる事で、何とか実践することができ、自分で選んで、試し履きして、自分が支払いをして、『靴を買いたい』と言う自分で立てたミッションをクリアしてくれました。【驚き⑤】
次のステップは、本 人が興味関 心を持つ『ギター』をネタにして、大型楽 器 店へのお出掛けを計画しています。
『諦めない』、『あの手この手』、『タイミングとチャンス』を持って、色々な手法や技法を用いながら事前準備して、これからも関わりを継続していきます。
本 人、28歳の節目に、また一歩、踏み出す事が出来たのではないかと思います。