みなさん、こんにちは!
安田女子大学で友末先生の授業を受けている文 学 部書道学科の青山涼蘭(すずらん)です。
私はこれまで、書道を通した「地域交流」や「障 害 者支援」を行ってきました。
その経験を、少しお話させてください。
私が生まれたとき、祖 父は脳出血を患っており、左 半 身が麻 痺している状況でした。
友達に「お前の爺ちゃんおかしい!」と言われた時には、小 学 校に行きたくなくなりました。
そんなひきこもってしまいそうな私に、母は次のように言いました。
「あなたのお爺ちゃんは恥ずべき存在なの?」
「お爺ちゃんと過ごす日々は楽しくないの?」
お爺ちゃんは、私をおんぶやだっこをしたり、一緒に走ったりすることはできません。
しかし、できない分だけ私のことを愛し、可 愛がってくれました。
そんなお爺ちゃんが、私は大 好きです。
恥ずべき人ではありません。寧ろ、誇れる存在です。
それから私は1日も学 校を休まず、友達にも祖 父の良さを分かってもらいました。
祖 父のことをきっかけに、私の得意な書道でイベントを開催しようと決意しました。
書道には、障 害 者やひきこもりの人たちに、強い力を与える可 能 性があります。
書道といっても、ただ単に筆を動かすだけではありません。
墨の匂いがする中での作業は、身 体を癒し集 中 力を高める効果があるのです。
高校のとき、アメリカのホストファミリーに書道を伝えたときのこと。
漢字を書いたことがない人たちに、「点 画」や「払い」を伝 授する難しさを実感しました。
けれども、上 手く書けたときの喜びは感 慨 深く、みんなで協 力しながら完成した作 品は、
個の力が重なった達 成 感を味わうことができるのです。
私はいま、誰かを喜ばせる一 心で書道をしています。
そして、書道を通じた出 会いを、これからも大切にしていきたいと思っています。
ひきこもり支援のイベントが行われるときには、是非私も参加させてください。
今後ともよろしくお願いします。
Instagramにて書道作 品やイベントの詳細などを更新していますので是非ご覧ください。
Instagram @szrn_calligraphy
書道学科の授業で「臨 書」をしているところです。
友だちの意見も参 考にしながら、お互いの力を高め合います。
これはモップではありません。書道パフォーマンス用の筆です。
勢いのある字を書くことができます!