
春【3月〜4月】は、別れや出会い、終わりや始まり、転勤や引越、卒業や入学、退職や昇進•••••と、誰もが「自分のライフステージ」で環境の変化や気持ちの切替が必要な時期です。そして、毎年3月は、「自殺対策強化月間」なので、様々な予防対策や相談支援が全国的に実施されています。重ねて、色々なストレスや不安からくる「心身のアンバランス」が多く見られるタイミングでもあります。

『ひきこもり』の現状にも特徴が浮かび上がっています。未だに、コロナ禍の影響も重なり、「不 登 校」をはじめとする『若者のひきこもり』が見られます。最近多いのは、SNSによるイジメや誹 謗 中 傷の拡大による仲間外れや行き過ぎた保 護 者の言動が原因で学校に行けなくなるケースも出てきています。

また、本人たちは「学校に通いたい」のに、家族や何らかの理由で、「家事や家族の世話」をしなければならないと言う『ヤングケアラー』の問題も急 浮 上しています。

ただ最近では、学校だけで無く、「職場」や「地域」と言う『社 会 活 動からのひきこもり』も増えています。既に『8050問題』の提起はされていますが、数 年 後には、その現状は一気に加速して、益々、問 題 化が拡散される想定です。

「若者から働き盛りまで」の幅広い年代で広まっている『ひきこもり』の実態ですが、確かに、「行動範囲が狭まる」、「学校や地域など社会からの孤立」、「社 会 活 動が停滞する」と言ったことは気になりますが、同様に、「気持ちを打ち明けられない」、「話を聴いてもらいたい」、「誰かと繋がりたい」など、心理的な側面でのフォローやサポートを望んでいる方が多いようです。

また、『ひきこもり』の当 事 者である本人は勿論ですが、一番距離の近い『家族』の負担に対する支援も大事なポイントですし、相 談 先も必要になります。

「ハルモニ@ホーム」は、ポータルサイトを開設して1年が経過しました。『ご本人』も、『ご家族』も、『支援関係機関の連携』も、お気軽に繋がれる場でありたいと思っています。