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 Dr.友末のゼミ風景ふうけいよみもの

コラムだい31かい 「ちょっとわった選手せんしゅほうがいい」

本コラムで提唱ていしょうしている『積 極 的せっきょくてきマイナス思考しこう』。
大学だいがくの講義でも1コマ使つかって説明せつめいしていますが、「理解りかいしにくい」という学生がくせいおおいですね。
ネガティブな語『マイナス』に、ポジティブな語『積 極 的せっきょくてき』がくっついているので、
「何これ?」と、最初さいしょはちぐはぐなかんじをけるようです。

世の自己じこ啓発けいはつほんのほとんどすべてが、「プラス思考しこう=い、マイナス思考しこう=わるい」を大 前 提だいぜんていとしていますから、その常識とはことなるかんがかた理解りかいしてもらおうというときに、
時間じかんがかかるのは当然とうぜんかもしれません。

そこで今回こんかいは、かりやすい実例として、選手せんしゅとしても活躍かつやくしたプロ野球やきゅうの野村克也監督かんとく(1935~2020)のボヤキ。
これを、4つの思 考 法しこうほう(積 極 的せっきょくてきプラス思考しこう消 極 的しょうきょくてきプラス思考しこう消 極 的しょうきょくてきマイナス思考しこう積 極 的せっきょくてきマイナス思考しこう)で説明せつめいしてみることにします。

勝ってもボヤク、負けてもボヤク。ノムさんボヤキの本質ほんしつは何だったとおもいますか?
わたしは「現実が理想りそうに届いていない屈辱的状況じょうきょう表現ひょうげん」ととらえていますが、
これを4つの思 考 法しこうほう説明せつめいすると・・・

第①段階だんかい・・・「理想りそうと現実とのあいだにあるギャップ」「怒り」「嫉妬心」といったマイナスの要
因に目をける(消 極 的しょうきょくてきマイナス思考しこう)
第②段階だんかい・・・最悪の事態じたいまでシミュレーションする(積 極 的せっきょくてきマイナス思考しこう)
第③段階だんかい・・・マイナスのエネルギーを「努力どりょく」「集中しゅうちゅう」「周到な準備じゅんび」といったプラスのエネ
ルギーにえていく(積 極 的せっきょくてきプラス思考しこう)

野村監督かんとくは、この ① → ② → ③ のながれをうまく使つかいこなしていました。
マイナス思考しこう最 大 限さいだいげんかし、マイナス思考しこうぎゃくに「つよみ」になっていたほどです。

ただし、このかんがかたがはまったのは、キャッチャーだったからですね。
キャッチャーはゲーム全体ぜんたいを見渡さないといけないので、
繊細、かつ、幅広はばひろかんがかた必要ひつようがあります。
自分じぶん得意とくいとするポジションの特性とくせいをよくっていたからノムさんは成功せいこうした。
そういうい方もできるでしょう。

ピッチャーが、マイナス思考しこうではいけませんよ。
「さっき、あそこに投げたらたれた!」
キャッチャーがそうおもって対策たいさくを取ろうとするのはいのですが、
ピッチャーが過去かこのことをきずってはいけません。

「打てるもんならってみろ!」という闘 争 心とうそうしんち、
かとって、無理むりにプラス思考しこうになる必要ひつようく、
まわりは関係かんけいない。自分じぶん自分じぶん。いちいち口すな!」というような、
すこわった性格せいかく選手せんしゅほうが、ここ一番いちばんおおきな力が発揮はっきできるのです。

たとえば、古葉監督かんとく時代じだい活躍かつやくした左腕の川口和久投手とうしゅ
彼なんか変人というと失礼ですが、プロのピッチャーきのきつい性格せいかくをしていました。
自分じぶんの投げたい球しか投げない」というスタイルで、キャッチャーのサインにはいつも首を振ってたし、ランナーが塁上にたまったときなど「いちいちマウンドに駆けってるな」というオーラを発していました。

でも、踏ん張るときは踏ん張るのです。あれは巨人戦だったとおもいます。
四球をしてはたれ、してはたれで、初回しょかいに6てんも取られたときがありました。
監督かんとくに「話にならん! こんな展開てんかいほかのピッチャー使つかうの馬鹿らしい! この試合しあいまえにやった! きにやってくれ!」と叱られ、2かい以降いこうはパッと気持きもちをえて完投勝利しょうり。こんな芸当ができる選手せんしゅは、いまのカープではちょっとおもい当たりませんね。

球団きゅうだんには、いますよ。
昨季、カープがコテンパンにやられたタイガースの大竹耕太郎投手とうしゅ
ウォーミングアップのときなど完全かんぜん自分じぶん世界せかいで、変人っぽいところがありますが、
このひとには下手すると、今年ことしもカープはやられるかもれません。

さて、この「まわりがえていない。ちょっと変人」という特徴とくちょう
これって、ひきこもりの特徴とくちょうのひとつじゃないですか。
しかし、裏を返せば、興味きょうみのある活動かつどうには長 時 間 集 中ちょうじかんしゅうちゅうできるということで、
おおきな長所ちょうしょとらえたらどうでしょう。

その活動かつどうおおくはネット・ゲームなので、そこでの集 中 力しゅうちゅうりょくほか生産せいさん的な活動かつどう発揮はっきできるのかとわれると、「う~ん、なかなかむずかしいかも…」としかこたえられませんが、
*** ゲームをつうじた出会であい ***
これがすこしずつでもえていけば、ひきこもり解決かいけつにつながる可 能 性かのうせいは大いにある!
そんなふうにわたしかんがえます。