こんにちは!『ハルモニ通信』編 集 長の下 原です。
今回は、いつもの動画はお休みし、最近目につく、問い合わせの多い事柄について、私なりに解説をしていきたいと思っています。
お問い合わせ数ナンバー1の事柄は、「フードバンクの利用について」です。
「フードバンク(Food bank)」というのは、アメリカから始まった活動です。
賞味期 限 内の食品が、包装の痛みや流通の問題などにより企業や商 店 側で破棄されそうなものを、寄付してもらい、地域で活動している子ども食堂や認 知症カフェ、或いは生活困 窮 者への配給を行う活動団体です。
テレビのニュース等で見られたことありませんか?恵方巻やクリスマスケーキ等が大量に余って、そのまま破棄されるというニュース。フードバンクは、こういった事態を解決するための活動になります。
広 島 市には現在3ケ所のフードバンクが活動しています。
詳しくは、広 島 市環 境 局業 務 部業務第 一 課のホームページで紹介されていますので、ご確認ください。https://www.city.hiroshima.lg.jp/soshiki/98/232150.html
ご注意頂きたいのは、各 団 体によって、扱う食品や提供方 法が異なりますので、事前に問い合わせをして頂いた上で、利用して下さい。
また、上記の団体以外で、生活困難により食事に困っている方や、地域で自腹を切って子ども食堂や認 知症カフェ等を運営されている方等で、食品調達のルートを探しておられる方は、近くにある地域の社会福祉協 議 会に問い合わせられるのもいいと思います。
広 島 市、広 島 県の社会福祉協 議 会のホームページはこちらになります。
広 島 市社会福祉協 議 会ホームページ https://shakyo-hiroshima.jp/kurashi/index.html
広 島 県社会福祉協 議 会ホームページ https://www.hiroshima-fukushi.net/
以上の様にフードバンクは、食品を調達するために利用するものですが、その他にも利用価値があります。それは、“フードバンクでボランティアとして参加してみる”という方 法です。フードバンクでは、主に①各 企 業 様から食品を受け取る、②食品を整理し、賞味期限などのチェックをする。③食品を希望する方や団体がどんな食品を求めているか?のニーズを把握する④ニーズに合った食品を組み合わせ、仕分ける⑤食品を希望する方や団体に配給する。といった、仕事があります。
大したことないなーと思われるかもしれませんが、企 業 様から頂く食品は10や20の量ではなく、100や、1000単位の個数を頂く事がありますので、運ぶ時も、整理する時もかなりの労力が必 要です。
こんな風に、フードバンクの活動にボランティアで参加する事は、食品ロス解決や困っている人の役に立つ事、の二つが同 時に叶えられるのではないか?と思います。
最近はコロナ禍で、バイトや仕事を失い、食事が思うように取れないというご相談が増えています。今日のコラムの内容が少しでも役立つといいなーと思います。