如月(きさらぎ)

1年（ねん）で「1番（ばん）短（みじか）い2月（がつ）」••• 新年（しんねん）を迎（むか）えた「1月（がつ）」を過（す）ぎて、生活（せいかつ）のリズムが少（すこ）し落（お）ち着く期間（きかん）であると同時（どうじ）に、卒業（そつぎょう）や異動（いどう）、入学（にゅうがく）や入社（にゅうしゃ）など、新 生 活（しんせいかつ）のスタートを控えた「春先（はるさき）」に向（む）けて、何（なに）かとバタつくタイミングでもあります。また、「立春（りっしゅん）」を迎（むか）えて、冬から春への準備（じゅんび）が始（はじ）まる時期（じき）なので、季節（きせつ）の移り変（か）わりを実感（じっかん）することも少（すく）なくないと思（おも）います。

日本（にほん）では、節分が「季節（きせつ）を分（わ）ける」ことを意味（いみ）していて、江戸時代（じだい）以降（いこう）は、特（とく）に立春（りっしゅん）(毎年（まいとし）2月（がつ）4日（にち）ごろ)の前日を指す場合（ばあい）が多（おお）いようで、一般（いっぱん）的（てき）には『鬼は外、福は内』と、地域（ちいき）差はありますが、声を出（だ）しながら福豆(煎り大豆)を撒いて、年齢（ねんれい）の数だけ(もしくは1つ多（おお）く)豆を食（た）べ厄除けを行（おこな）う風習が続（つづ）いています。

そして、欧米では、「バレンタインデー」【2月（がつ）14日（にち）】に、「女性（じょせい）が男性（だんせい）にチョコレートを贈る日」とされ、「愛を祝う日」や「家族（かぞく）や親友などと祝う」と言（い）われています。勿論（もちろん）、様々（さまざま）な意見（いけん）や見解（けんかい）がありますが、日本（にほん）でも、一 般 的（いっぱんてき）な認識（にんしき）が広（ひろ）まっているようで、今（いま）では、「節分」と並んだ一大イベントになりつつあります。

また、2024年（ねん）2月（がつ）は、西暦年号が「4」で割り切れる『閏年(うるうどし)』となり、4年（ねん）に1回（かい）、2月（がつ）が1日（にち）多（おお）い『2月（がつ）29日』があります。そんなタイミングでもあるので、改（あらた）めて、振り返りをする時間（じかん）の流（なが）れや新（あら）たな一歩（いっぽ）を踏（ふ）み出（だ）す準備（じゅんび）の機会（きかい）として、この『2月（がつ）』を過（す）ごして欲（ほ）しいと思（おも）います。

やがて、やってくる『春』に向（む）けて、明（あか）るいイメージを思（おも）い浮かべながら、季節（きせつ）の変（か）わり目（め）だけに、体調（たいちょう）管理（かんり）には気（き）をつけて、けして焦らず、慌（あわ）てずに、規則（きそく）正（ただ）しい生活（せいかつ）リズムのもと、有意義（ゆういぎ）な時間（じかん）を過（す）ごしつつ、「心身（み）のバランス」を整（ととの）えて下（くだ）さい。