市の教育委 員 会にSSW【スクールソーシャルワーカー】として在籍していますが、実 際の学 校現場では、『教員が抱えている物事』の大半が、教員一 人ひとりの「ストレス」に影響を及ぼしています。『児 童•生 徒や保 護 者との向き合い』、『学級の運営や課外活動の負担』をはじめ、常に、経験年数に関係なく「先生」と言うスタンスで対応することが求められています。
勿 論、教育現場だけがストレス過多と言う訳ではありませんが、特に『学 校』と言う場 所ならではの特 異性が見受けられます。
個人の教員経験などを活かして、学 校現場との関係や連携をしながら、『児 童•生 徒や保 護 者との関わり』と同 時に、「地域や関係機関との調整」が役割のSSWですが、3年 前から、『教員のメンタルヘルス』についての支援を、市 長と教育長から直接の依頼を受けて、SSWとは別枠で『教員サポート』の活動もしています。
「不 登 校やひきこもり」への対応も教員の役割の一つですが、サポートするべき『教員の疲労感•疲弊感』は急速に高まり、医療機関への受診紹介や個別カウンセリングなども頻繁に実施せざるを得ない状況です。校長•教頭と言う管理職教員、ベテランから新規採用までの幅 広い教員、今では、『経 験 値の有無』に関わらず、何らかの「不調」を持ち合わせている教員は増 加傾 向にあります。
個人的に始めて、今でも継続している教員の集まりの機会を主宰しています。毎月1回、日 曜 日の午 前 中に開催している『教員座 談 会』は、今年 度で16年 目に入りました。「継続はチカラなり」と、コロナ禍においても様 々な工夫をして実施出来ているので、今後も継続していきながら、『教員のストレスケア』に努めていきたいと思っています。
県教委からは『不 登 校支援コーディネーター』の委 嘱も受けていますから、当 然ながら、「不 登 校やひきこもり」の当事者 支 援活動もしつつ、サポート役になる「保 護 者や支 援 者」は勿 論、『教員』へのカバーリングを続けていきます。
季節は「初夏」••• 梅雨のスッキリしない時期を通り過ぎれば『真夏』になります。まずは、ご自 身の健康管理や体調コントロールに配慮して、来るべき『暑さ』を迎え受ける心 身のバランスを整えて下さい。