「体 力（たいりょく）」

お盆（ぼん）も過（す）ぎて暑（あつ）さが和らぐのではないかと思（おも）っていましたが、一向に穏（おだ）やかになる事（こと）はなく、気 温（きおん）の高（たか）い日が続（つづ）いております。
暑（あつ）さ寒（さむ）さも彼岸までという言葉（ことば）はありますが、彼岸まであと1ヵ月もあり、暑（あつ）さ対策（たいさく）をしっかり行（おこな）い無理（むり）なく過（す）ごしていきましょう。
ですが、あらゆる対策（たいさく）を行（おこな）っていても何（なん）らかの支障が出（で）てくることも考（かんが）えられます。熱 中 症（ねっちゅうしょう）などによる危 険（きけん）性も高（たか）くなり、何（なに）もやりたくないと言（い）う気 持（きも）ちになるかもしれません。何（なに）かをしなくてはいけないけど、身 体（しんたい）が動（うご）いてくれないと言（い）うことも多々あるのではないでしょうか。心と身 体（しんたい）のバランスを整わせて行動（こうどう）しないと物事（こと）が進みにくくなってしまいます。そこで今回（こんかい）は「体 力（たいりょく）」に注目（ちゅうもく）してみたいと思（おも）います。何はともあれ体 力（たいりょく）がないことには何（なに）をすることもできないのではないでしょうか。ここからは体 力（たいりょく）の必 要 性（ひつようせい）と体 力（たいりょく）の付け方をお話（はな）ししていきたいと思（おも）います。

まずなぜ体 力（たいりょく）が生活（せいかつ）に必 要（ひつよう）になるのかと言（い）うと、日常（にちじょう）生活（せいかつ）を送（おく）る中で、買（か）い物（もの）、家事（かじ）、育児、通学（つうがく）、通勤（つうきん）など、日常（にちじょう）の動作（どうさ）にはエネルギーが必 要（ひつよう）になります。体 力（たいりょく）があると疲（つか）れにくくなり(めんどくさい)や(しんどい)が減 少（げんしょう）します。結果（けっか）的（てき）に、行 動 力（こうどうりょく）、行動（こうどう）範 囲（はんい）が広（ひろ）がります。また体 力（たいりょく）がつくと免 疫 力（めんえきりょく）や回 復（かいふく）力が上がり病気（き）になりにくくなります。心肺機能（きのう）や筋 力（きんりょく）があると生活（せいかつ）習 慣（しゅうかん）病（やまい）の予防（よぼう）にもつながります。体 力（たいりょく）はメンタルにも良（よ）い影響（えいきょう）を与（あた）えます。運 動（うんどう）をして体 力（たいりょく）がつくとストレス解消（かいしょう）や気分（きぶん）の安定（あんてい）に効果（こうか）があります。活動（かつどう）することで(やればできる)と言（い）う自己（じこ）効力（こうりょく）感も高（たか）くなっていきます。やりたいことがあるのに身 体（しんたい）がついてこないではもったいないですね。体 力（たいりょく）があることで、仕事（しごと）や趣味（しゅみ）、学（まな）びなどやりたいことを積極（せっきょく）的（てき）に行（おこな）うことができます。また災害時や緊急（きんきゅう）時、体 力（たいりょく）がある人（ひと）の方（ほう）が助け合（あ）ったり自分（じぶん）を守ったりしやすくなります。

ここからは体 力（たいりょく）をつけるために必 要（ひつよう）なことを説明（せつめい）していきます。その必 要（ひつよう）なことといえば、このコラムでも何 度（なんど）も発 言（はつげん）している食事（しょくじ）、運 動（うんどう）、睡眠（すいみん）をバランスよく取（と）ることです。
食事（しょくじ）では、筋肉（きんにく）や身 体（しんたい）の回 復（かいふく）に必 要（ひつよう）なタンパク質（しつ）を含（ふく）むものを多（おお）く取（と）り、炭水化物、ビタミン、ミネラルなど規則（きそく）正（ただ）しく食（た）べることが大切（たいせつ）になります。運 動（うんどう）は継続（けいぞく）的（てき）に行（おこな）うことが有 効（ゆうこう）です。有酸素運 動（うんどう）で心肺機能（きのう）を高（たか）め、持久力（ちから）をつけます。筋 力（きんりょく）トレーニングでは基 礎（きそ）代謝（たいしゃ）が上がり疲（つか）れにくくなります。ストレッチや柔 軟（じゅうなん）運 動（うんどう）でも怪我（けが）の予防（よぼう）や回 復（かいふく）力の向上（こうじょう）につながります。良（よ）い睡眠（すいみん）は体 力（たいりょく）作（つく）りには欠かせません。就寝（しゅうしん）前のスマホ使用（しよう）やカフェインの接 種（せっしゅ）などは避け、1日（にち）7から8時（じ）間の睡眠（すいみん）を目 指（めざ）しましょう。

結 論（けつろん）としては、体 力（たいりょく）は生（い）きる力のベースになります。健康（けんこう）、行 動 力（こうどうりょく）、精 神 的（せいしんてき）な余裕（よゆう）、すべての基 礎（きそ）になります。無理（むり）をしないでできることから、少（すこ）しずつ始（はじ）めるのが成功（せいこう）への近道（ちかみち）になります。1日（にち）1日（にち）の積（つ）み重（かさ）ねが大（おお）きな形へと変化（へんか）する事（こと）は、私 自 身（わたしじしん）も実 体 験（じつたいけん）として確信しております。この夏は体 力（たいりょく）をつけてしっかり楽（たの）しんでいきましょう。

やるど!