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 Dr.友末のゼミ風景ふうけいよみもの

マイナス思考しこうかまわない

うつ予防よぼうするため、ひきこもりをぜんかいぜんするため、マイナス思考しこうをプラス思考しこうえてこう・・・」
このようにおもっているひとは、おおいはずです。
メンタルの専 門 家せんもんかがそうっているのを、みみにすることもよくあります。

 

でも、わたしかんがえはまったちがいます。
「マイナス思考しこうかまわない。プラス思考しこうはほどほどがよい」
えっ? とおもうかもれませんが、その理由りゆうをひとことでうと、つぎのようになります。

 

プラス思考しこうは、マイナス思考しこう裏返うらがえしになっているから・・・・・
つまり、「プラスになろう」とつよおもえばおもうほど、
マイナスめんであるストレスが、増大ぞうだいしてくことになるのです。

 

スポーツ選手せんしゅ合で説明せつめいしましょう。
たとえば、一生いっしょう懸命けんめいサーブを練習れんしゅうしたテニス選手せんしゅが、これから大事だいじ試合しあいはいろうというとき。
きみはよく練習れんしゅうした! サーブは全部ぜんぶはいる! 自信じしんってけ!!」と、
プラス思考しこうのアドバイスをするのが、本当ほんとういのか?

 

もちろん、こんな元気げんきづけてもらうアドバイスが、効果こうか発揮はっきすることもあります。
しかし一方いっぽうで、プラスにおもおうとするほど「サーブがらなかった(はいらなかったらどうしよう」という不安ふあんおおきくなる。そして、入らなくなったときにあわててしまう。こんなケースもよくられるのです。

 

ぎゃくに「きみはよく練習れんしゅうした。でもまだりない。どっかでサーブは入らなくなる。でもなんとかなる!」こんな、マイナス思考しこうもとづくアドバイスはどうなのか?
これを、自分じぶんよわいというストレスからげないようするためのアドバイスととらえれば、
ストレス耐性たいせい強化きょうかつなげていくことも可能かのうなのです。

 

前に紹介しょうかいしたほんのタイトルになっている『積 極 的せっきょくてきマイナス思考しこう』は、このかんがかたもとづく思 考 法しこうほうです。もともとはスポーツ選手せんしゅがプレッシャーにつための思 考 法しこうほうとしてしたかんがかたですが、
一般いっぱん人々ひとびとのストレス解消かいしょうや、うつやひきこもりの予防よぼうにもおおきな効ちから発揮はっきするというれいを、
わたしはたくさん経験けいけんしてきました。

 

次回じかい以降いこうは、『積 極 的せっきょくてきマイナス思考しこう』がどんな具合ぐあいにあなたをたすけてくれるのか、
くわしく説明せつめいしていきますので、お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電子でんし書籍しょせきです。2020ねん6がつ発行はっこう