「本当（ほんとう）に便 利（べんり）になってきた今日（きょう）この頃（ごろ）」

今年（ことし）も半 年（はんとし）が過（す）ぎようとしており、月日（つきひ）が経つ早さに驚（おどろ）きと、楽（たの）しみを感（かん）じる毎日（まいにち）です。
今回（こんかい）このコンテンツで伝（つた）えていきたい事は、日本（にほん）の今現在（げんざい）の生活（せいかつ）と50年 前（ねんまえ）の生活（せいかつ）について少（すこ）しお話（はなし）をさせていただけたらと思（おも）っております。

50年 前（ねんまえ）の日本（にほん）と現在（げんざい）の日本（ほん）を社会（しゃかい）生活（せいかつ）、経済、人口、技術（ぎじゅつ）などの面（めん）で比較してみると、次（つぎ）のように大（おお）きな違（ちが）いがありました。

社会（しゃかい）や生活（せいかつ）、暮（く）らしの比較として1975年（ねん）頃の生活（せいかつ）水準は、まさに急成長（せいちょう）中。家電もカラーテレビが普及（ふきゅう）し、冷 蔵 庫（れいぞうこ）、洗濯機も使えるようになったそうです。住宅（じゅうたく）についても持（も）ち家志向が強（つよ）く、新興住宅（じゅうたく）や団地が拡大（かくだい）していきました。交通（こうつう）手 段（しゅだん）も自家用車、鉄道もどんどん進化（しんか）をたどっていったそうです。
現在（げんざい）の生活（せいかつ）水準については、さらに快適（かいてき）化が進み、lot家電やスマートホームが普及（ふきゅう）しております。住宅（じゅうたく）については空き家が社会（しゃかい）問題になり、コンパクトシティー、都市型集中（なか）に至っております。交通（こうつう）手 段（しゅだん）についても電気自動車、シェアリングエコノミーなど多種多 様（たよう）な方 法（ほうほう）が出現しております。
経済についての比較に移（うつ）りますと、1975年（ねん）頃は高 度（こうど）経済成長（せいちょう）の後半（こうはん）で、実質GDPも世界（せかい）
2位でしたが、今現在（げんざい）は成熟、低成長（せいちょう）経済。そのためGDPも世界（せかい）第（だい）3位となり中国（ちゅうごく）に抜かれております。
人口につきましても増 加（ぞうか）傾 向（けいこう）であった50年 前（ねんまえ）に比（くら）べ現在（げんざい）は減 少（げんしょう）傾向。平均（へいきん）年齢（ねんれい）も30歳（さい）だった50年 前（ねんまえ）と比（くら）べ現在（げんざい）は49歳（さい）。そのため高齢（こうれい）化率も30%以上（いじょう）と言（い）う世界（せかい）最 高（さいこう）水準に至っております。出生率に関（かん）しては2.0人（にん）だったものが1.2 人（ふたり）まで低下（ていか）しており、人口減 少（げんしょう）に歯止めがかからない状況（じょうきょう）に至っております。
技術（ぎじゅつ）面に関（かん）しては素 晴（すば）らしい進化（しんか）を見せております。1970年 代（ねんだい）は固定電話（でんわ）が中 心（ちゅうしん）で懐（なつ）かしい映像（えいぞう）にも出（で）てくる黒い電話（でんわ）が普及（ふきゅう）しておりました。インターネットは存在（そんざい）せず自宅（じたく）でカラーテレビやラジカセ、電子（でんし）レンジなどこれらを踏（ふ）まえて十分（じゅうぶん）な生活（せいかつ）をしていたそうです。
それに比（くら）べて現在（げんざい）は持（も）ち運び可能（かのう）なスマートフォンが90%以上（いじょう）も普及（ふきゅう）しており、5G、6G
の通信（つうしん）状況（じょうきょう）も劇的（てき）に変化（へんか）しています。中（なか）でもインターネットの利用（りよう）は、生活（せいかつ）の中核となり、SNS、クラウド、AIなど多（おお）くの情報（じょうほう）を得ることができるようになりました。
このように50年（ねん）と言（い）う月日（つきひ）が良（よ）い意味（いみ）でも、悪（わる）い意味（いみ）でも様 々（さまざま）な影響（えいきょう）を与（あた）えていることがわかります。どの分 野（ぶんや）についても非 常（ひじょう）に興味深いことでありますが、私（わたし）が1番（ばん）興味（きょうみ）を持（も）ったのは日本（にほん）の食生活（せいかつ）（しょくせいかつ）についてです。50年 前（ねんまえ）は白米が中 心（ちゅうしん）で1汁3菜の和食を基本（きほん）として摂取（せっしゅ）していました。現在（げんざい）は白米以外（いがい）にも雑穀米、低糖質パン、代替食材も多（おお）く摂取（せっしゅ）している様 子（ようす）です。また以前（いぜん）は家庭（かてい）での手作（つく）りが中 心（ちゅうしん）になっていましたが、現在（げんざい）では外食、中食(惣菜、コンビニ)やデリバリーも一般（いっぱん）的（てき）になっています。これらに加（くわ）えこの50年（ねん）で食品（しょくひん）の流通（りゅうつう）や外食産業（さんぎょう）の変化（へんか）もあります。これまで地域（ちいき）密着型や個人商店として行（おこな）われていたものが大手チェーンに集約（しゅうやく）、またネットスーパーの拡大（かくだい）、ファーストフード、チェーン店や無人店舗（てんぽ）が拡大（かくだい）し、消費者のニーズに応えるものが大（おお）きく増（ふ）えています。ここまで便 利（べんり）になっていますが摂取（せっしゅ）する物の栄 養（えいよう）などに注意（ちゅうい）が向かなくなっているのも事 実（じじつ）です。この50年（ねん）の間（あいだ）に肥満（ひまん）に至（いた）る人（ひと）も多（おお）く出現し生活（せいかつ）習 慣（しゅうかん）病も注目（ちゅうもく）されています。高脂肪（しぼう）、高カロリー食品（しょくひん）の普及（ふきゅう）やコンビニ弁当（べんとう）、宅配食品（しょくひん）などで栄 養（えいよう）バランスが崩（くず）れたことも1つの原因（げんいん）ではないでしょうか。人間（にんげん）の食事（しょくじ）は車で言（い）うとガソリンです。車に古（ふる）いガソリンや間 違（まちが）ったものを入（い）れると最初（さいしょ）は動くかもしれませんが、そのうちエンジンは焼（や）き付（つ）き故障につながります。
人間（にんげん）の身 体（しんたい）も同（おな）じなんです。食（た）べるもので身 体（しんたい）はできています。食べるもので血液が作（つく）られ、その血液が身 体（しんたい）を回（まわ）り身 体（しんたい）運 動（うんどう）や思考（しこう）にも影響（えいきょう）してくる事は間違（ちが）いありません。便 利（べんり）で簡単（かんたん）であっても、栄養バランスが整っていないものを摂取（せっしゅ）していると病に至ります。そのため、身 体（しんたい）に良（よ）いものを食（た）べ、手間にはなるかもしれませんが1汁3菜のような食事（しょくじ）、昔（むかし）の日 本 人（にほんじん）の考（かんが）えを再現してみるのも良（よ）いのではないでしょうか。
様 々（さまざま）な分 野（ぶんや）で確（たし）かに便 利（べんり）になり簡単（かんたん）になり時 間（じかん）の短縮（たんしゅく）ができたと思います。ですが、このような便 利（べんり）なものばかりに頼っていると本来（ほんらい）人間（にんげん）が持（も）っている能 力（のうりょく）の低下（ていか）につながるのではないかと個人（こじん）的（てき）には思（おも）っております。
ここであえて不便（ふべん）な生活（せいかつ）に身（み）を置（お）いてみる。例（たと）えば、炊飯をする場合にも、炊飯器ではなく、土鍋や鍋を使用（しよう）してみる。惣菜やコンビニで食料を確保（かくほ）しているのであれば、それらの材料を購入（こうにゅう）し、自らの手（て）で調理（ちょうり）をする。新（あたら）しいことを始（はじ）めることで失敗（しっぱい）をする可能（かのう）性はありますが私（わたし）はその失敗（しっぱい）こそが成功（せいこう）への近道（ちかみち）だと思（おも）っております。どのような場面（めん）でも何（なに）かをすれば必（かなら）ず壁に当たったり、思（おも）ってもないような結果（けっか）になることもあります。そういった時（とき）にも1 人（ひとり）で考（かんが）えるのではなく、サポートを有 効（ゆうこう）に利用（りよう）してもらいたいです。そのような人をサポートするサイトにするためにこれからも、失敗（しっぱい）を繰（く）り返（かえ）し、その失敗（しっぱい）をしない方 法（ほうほう）を伝（つた）えて行（い）けたらと思（おも）います。

さぁ不便（ふべん）を楽（たの）しんでみましょう。

写真（しゃしん）は50年 前（ねんまえ）の市内（しない）電車。

やるど!